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  • 執筆者の写真RYUJI NAGATA

フィットネス、スポーツインストラクターの役割と魅力を解説

更新日:1月24日


 トップスイマーとして学生時代6年半をアメリカで過ごし、半世紀に渡り日本のフィットネス産業と共に歩んできた筆者が、2022年10月に公開した運動のマッチングサービス、スポカツ.netは、フィットネス産業の構造的な課題を地域のみなさまとの共創により解決します。



 この記事は、自ら30年以上スイミングインストラクターをしている筆者の経験談を交え、一般的なインストラクター養成講座や指導者教本には掲載されていない、フィットネス、スポーツインストラクターの役割と魅力を紹介し、人に運動を教えることがお金には変えられない価値がある理由を解説します。


この記事の目次

フィットネス、スポーツインストラクターの役割

フィットネス、スポーツインストラクターの魅力

人に運動を教えることにはお金には変えられない価値がある

みなさまと共創したい地域社会



 


フィットネス、スポーツインストラクターの役割



 筆者は、スイミングインストラクターを過去30年以上続けていますが、生徒や他のインストラクターからはコーチや先生と呼ばれています。インストラクターという名称で呼ばれたことは過去一度もありません。これは無論、私が特別なインストラクターだからという理由ではありません。おそらく全てのインストラクターの方も同様の経験をされていると思います。


生徒は、スポーツインストラクターを◯◯◯先生や◯◯◯コーチと呼びます

 学校教師、病院の医師、弁護士、美容院の美容師さんをお呼びする時には、◯◯◯先生と呼ぶのと同様、フィットネスインスタラクターやスポーツインストラクターをただ単に◯◯◯さんとか、◯◯◯インストラクターと呼ぶのではなく、人は敬意を込めて◯◯◯先生や◯◯◯コーチとお呼びするのだと思います。


 筆者は、生徒が先生やコーチと呼ぶところに、インストラクターとしての仕事の意味が凝縮されていると思います。


スポーツの現場で求められるのは通り一辺倒なインストラクションではありません

 インストラクションは、日本語では、命令、指示、指図、教育、指導、説明書などに翻訳される英語です。パソコンや機械などの操作方法を説明する人をインストラクターというのは頷けますが、運動やスポーツの現場で指導する先生やコーチをインストラクターというのはどうもしっくりきません。


 パソコンや機械は、一度正しい操作方法を習得すると、何度でもいつでも正しい結果が再現できます。誰が操作しても同じ結果が出ます。一方で、運動やスポーツの場面では、誰もが同じ結果、いつでも同じ結果にはなりません。


 筆者がよく知る水泳を例に説明しますが、泳げない人にクロールの泳ぎ方を指導する時に、クロールの正しい手足を動かす順番?、正しい手のかき方?、正しい力の入れ方?、正しい水中での姿勢?正しい呼吸方法?などを仮に全て言語化したとして、果たしてその言語化したインストラクションを受けた生徒は、モーターボート操縦のインストラクションを受けた時と同じような感覚で水面を進めるようになるでしょうか?


 無論、水泳教本のような教科書は存在します。しかし、泳ぎ方のインストラクション(説明)を受けたからといって、誰でも泳げるようになることはありません。

 泳ぐということは、水中で、自分の身体のバランスをとりながら、適切なタイミングで正しく全身を動かした結果です。


 つまり運動の要は自分の意思通りに自分の身体を動かすことにあります。

 

 プロ選手や五輪選手でもない限り、普通の人は自分の意思通りに身体を動かすことはできません。ですから、運動を指導する時には、ボートの操縦を説明するインストラクションとは全く違った対象者毎に合わせたアプローチが必要となるのです。


スポーツの現場で求められるのは生徒ひとり一人と向き合うコミュニケーション能力と生徒毎に寄り添う想像力

 人間の体格や性格は10人十色で、パソコンや機械のように統一された規格がありません。そのためパソコン教室のような正しい操作方法を教えるというようなインストラクションだけでは十分とはいえません。


 筆者が水泳指導する対象は、子供からご年配の方、全く泳げない方から競泳選手、健常者から身体や知的の障害をお持ちの方まで、実に幅広い層の方々がいらっしゃいます。

 そして、生徒各々ご希望される目的や目標も異なります。


 各スポーツ団体には指導者資格や指導者教本がありますが、生徒の各々の目的や特徴を大別化した具体的なインストラクション(取扱説明書)のような物は存在しません。


 そのため、スポーツ指導の現場では、生徒ひとり一人と向き合い、その対象者が理解できる最善の方法を提示することが求められます。つまり指導者にはコミュニケーション能力が問われます。


 そして、上達スピードも各々違います。生徒ひとり一人と寄り添い、その対象者毎のマイルストーンを作成し、対象者が実感できる成果を提示していかなくては、生徒のモチベーションは続きません。


 つまり指導者には想像力が問われるといえます。


スポーツ指導者は生徒の人生にポジティブな影響を与える存在です

 生徒は運動レッスンを通して、汗を流す、息遣いがつもより早くなる、深くなるなど、自分の身体の変化を敏感に感じ取ることになります。また、運動後の生活においても、食事が美味しい、眠りが深くなる、リラックスできるなど、精神的な変化も感じることでしょう。


 ある意味、スポーツインストラクターは、病気でお世話になる医師よりも、生徒の身体や健康について親身になって相談できる関係にあります。

 

 それはつまり、スポーツインストラクターは、生徒の健康や前向きな生活を応援しサポートする、生徒の人生にポジティブな影響を与える大きな存在であるといえます。




 


フィットネス、スポーツインストラクターの魅力



 運動を指導するフィットネス、スポーツインストラクターの魅力には大きく分けて二つの側面があります。


① 相手へのポジティブな影響

② 自分へのポジティブな影響


 前章ではインストラクターの役割について紹介しましたが、前章の内容そのものが、スポーツインストラクターの魅力として、① 相手へのポジティブな影響といっても過言ではありません。


 そこで、この章では、② スポーツインストラクターである自分自身へのポジティブな影響を具体的に説明します。

 

趣味や特技の究極は人に教えることです

 

 「好きこそ物の上手なれ」とわれるように、スポーツ選手に運動嫌いはいません。もともとスポーツが大好きだからこそ、その道を極めた訳です。


 映画・スターウォーズに登場するマスターヨーダ。映画・空手キッドに登場するミヤギ先生。その道を極めた達人は、後輩を指導する師範になります。


 筆者は、学生時代は競泳日本代表選手ですが、社会人になってからは30年以上、スイミングコーチとして後進の指導や公認大会の審判などを続けています。


 長年関わっている理由を人から聞かれると、つい照れ隠しで、「水泳界への恩返しです」と答えていますが、実は正直いうと、好きな世界でより多くの時間を過ごしたい。


 そして、その好きな世界がもっと良くなるように自分が関り続けたいからなのです。


 つまり、筆者にとては、趣味のスポーツの延長線上にスイミングインストラクターが存在しているだけなのです。


生徒ひとり一人と向き合い無我夢中になります 

 

 スポーツ選手は自分と向き合い無我夢中で練習に打ち込みます。

 スポーツインストラクターは生徒ひとり一人と向き合い無我夢中で指導にあたります。


 その向き合う姿勢や指導における情熱は、向き合う対象者が自分であっても生徒であっても変わるのではありません。

 なぜならスポーツインストラクターの根底にある情熱や無我夢中になる源泉は、元々そのスポーツに対する好きな気持ちや探究心からきているからです。


 大人になると子供の時のように時間が経つのを忘れて無我夢中に遊ぶといった経験はなかなかできません。

 このような観点からも、運動を教えるインストラクターは時間の経つのも忘れられるくらい無我夢中に没頭できる貴重な職業といえます。


生徒ひとり一人の進捗に一喜一憂、賞賛します

 生徒はインストラクターの指導の元レッスンを通して、身体の変化や運動の効果を実感します。このような手応えのある進捗は、生徒にとってもインストラクターにとっても嬉しいものです。汗を流した分だけの甲斐があるというものです。


 野球やサッカー観戦をイメージしてください。ゲームの局面で一喜一憂するように、運動指導の現場では、プレーヤーが生徒なら、監督はインストラクターです。

 指導の現場でも、スポーツ観戦同様の一喜一憂を共有し、更には生徒の努力を賞賛する場面が多々生まれます。


 この戦友としての共通認識ともいうべき、達成感や良質なコミュニケーションの構築は、生活する上での何よりもの励みになるからこそ、生徒もイストラクターもスポーツを継続している最大の理由であると筆者は思っています。


自ら模範になろうと気を引き締め善良な精神を宿す

 インストラクターは生徒の人生にポジティブな影響を与える存在であることは前章で説明した通りですが、そのような大きな存在だからこそ、自ら模範となろうと気を引き締め、スポーツマンシップに乗っ取り良い素行を心がけます。


 運動部の主将をイメージしてください。自ら率先して練習をサボったり、試合の前の日に宴会や夜ふかしするような非行をする主将はいません。チームが凹んでいる時には励まし、浮かれているときには気を引き締めます。常にチームリーダーとしての緊張感を持ちチームをポジティブに導く努力を怠りません。


 しかし、大人になると、付き合いも、美味しいものも、楽しいことも、買いたいものも、などなど、誘惑も、大人の事情という言い訳で片付けガチになります。


 その場の雰囲気や欲求に流されそうになる時、「人をポジティブな方向に導く」という大事なミッションが脳裏にあるスポーツインストラクターは、スポーツ選手の正しい行いを心がける習性と同じように、自制心が働き、正しい行動を選択します。

 その正しい行いは、全て自分に還元されることをよく知っているからです。

  

生徒ひとり一人の人生に寄り添うコーチングにゴールはありません

 

 五輪代表監督やコーチの指導の対象者は日本代表選手で、チームの目標は金メダル◯個獲得のような明確なゴールが設定させられます。


 一方で、一般的なスポーツインストラクターには明確なゴールはありません。対象とする生徒の運動の目的や目標は10人十色であり、そのひとり一人の人生に寄り添った指導の結果、ポジテイブな方向に導き、生活に潤いを与えるのが一般的なスポーツインストラクターの役目であります。ポジティブな生活や潤いのある生活にゴールはありません。

 

 ゴールがあることが幸せか、ゴールがないことが幸せかは、味方や価値観によるところですが、時間を忘れて無我夢中になり没頭するのが趣味や特技で、趣味や特技の究極が人に教えることです。

 誰にも気兼ねすることなく、好きなスポーツの指導に思う存分没頭し、生徒から感謝され、通常お金までいただけます。全てのこの好循環は自分が辞めると決めるまでずーと続けることができます。


 こんな最高なライフワーク?ライフサイクル?は滅多ないと筆者は思います。


 ここまでスポーツインストラクターの魅力を列挙してみると、改めて、WHO(世界保険機構)が提唱する健康や、ウェルビーイングの概念に多くの点で重なることが確認できます。 


WHO世界保健機関憲章:健康とは、単に疾病がない状態ということではなく、肉体的、精神的、そして社会的に、完全に満たされた状態にあること。

ウェルビーイングの概念:①ポジティブな感情、②何かへの没頭、③人との良い関係、④人生の意義や目的、⑤達成


 

人に運動を教えることにはお金には変えられない価値がある



 この記事では、一般的なインストラクター養成講座や指導者教本には掲載されていない、スイミングインストラクターを30年以上続けてきた筆者だからこその視点で、フィットネス、スポーツインストラクターの役割と魅了について説明させていただきました。

 一言でまとめると、


インストラクターの役割や魅力にはお金に変えられない価値があります


 ここまで読んでいただいたみなさまの中には、既に仕事としてインストラクターをせれている方から、インストラクターをこれから目指す方、スポーツ選手引退後の職を探されている方、漠然と運動指導に興味を持たれている方など様々いらっしゃるかと思います。


 みなさまのインストラクーについてのイメージは変わりましたか?


筆者にとっての水泳指導は余暇の趣味でありライフワークとして取り組んでいます

 スポーツが大好きな方、運動指導に興味を持たれている方、この記事に興味を持たれた方、みなさまにぜひともお伝えしたいことがあります。


 就職でも、独立でも、副業でも、アルバイトでも、ボランティアでも、お金の稼ぎ方はなんでも良いので、とにかく自分が今できる範囲で運動指導ができる環境を手に入れてください。


人に運動を教えるあなた専用の環境を手に入れることではじめてあなたの欲求や願望が満たされます

 と筆者は思います。


 参考までに、筆者が運営する以下のサービス、スポカツ.netは、自分の得意な種目の運動指導を提供して、運動指導の報酬が稼げるソーシャルエコノミープラットフォームです。


 詳しくは下記バナーをクリックして、リンク先のコーチ募集ページをご確認ください。



 トップスイマーとして学生時代6年半をアメリカで過ごし、半世紀に渡り日本のフィットネス産業と共に歩んできた筆者が、2022年10月に公開した運動のマッチングサービス、スポカツ.netは、フィットネス産業の構造的な課題を地域のみなさまとの共創により解決します。


 


みなさまと共創したい地域社会



それは、誰もが無理なく運動習慣が続く地域社会の実現です。



■日本全国に約5000軒ある会員制フィットネスクラブは、約424万人の様々な運動ニーズを支えてきました。

 しかし、アメリカの5.6人に一人に対して日本は30人に一人。1年で9割が退会 。


■ジプシースタイルのスイミングスクール:オーシャンナビでは、これまでに東京・神奈川・千葉の約4000人の運動習慣を水泳朝活を主催し副業コーチが指導してきました。

 しかし、他の地域、水泳以外の運動種目の展開は困難。



上記、二つの課題を解決する目的で誕生したのがスポカツ.netです。



【主催者登録】

 総合フィットネスクラブ、24時間営業のフィットネスクラブ、ヨガスタジオ、ダンススタジオ、レンタルスペース、会議室、集会場、公共施設、公園、学校、ショッピングモールや住宅展示場の駐車場、早朝から運動エクセサイズに利用できるスペースは無限大です。

 是非、スポカツ.netで朝活を実施してください。現状収益ゼロの空間や時間に運動レッスを開催して収益化が可能。ほぼノーリスクです。



【コーチ登録】

 日本人が運動習慣を持続するモチベーションは施設にはありません。参加者の動機や目標に導くのは、みなさまのような、ヨガインストラクター、ピラティスインストラクター、フィットネスインストラクター、ランニングコーチ、スイミングコーチ、・・・などなど、その道の指導者の方々に他なりません。

 現在の本業は一切関係ありません、スポカツ.netでスポーツ朝活を指導することで趣味と実益を兼ねた最高の副業・アルバイトが手に入ります。



【無料参加者登録】

 スポカツ.net.に月額会員という料金設定や無料体験はありません。ネットサイトなので内容はガラス張りです。納得がいくまで、お気にりが見つかるまで色々比較してください。参加1回毎デジタルチケットを購入します。(金額は主催者が決定:無料、もしくは330〜33,000円。)もし、推しのコーチが見つかったら、ぜひ足繁く通うよにしましょう。通う励みが、あなたの運動習慣を定直させます。



誰もが無理なく運動習慣が続く地域環境は、みさまとの共創の結果実現するものです。ぜひともご一緒に盛り上げていきましょう。



ここまでお読みいただきまして誠にありがとうございました。


この記事に共感をいただ方は、どうぞスポカツ.netのご登録、ご利用をお願いいたします。



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